CONCEPT

PENETRATED MORTISE AND TENON 長ほぞ

耐震性に優れた、職人技の木組み

ナガホゾ

長ほぞとは

「ほぞ」というのは、柱の上下で土台や桁に刺さる部分のこと。刺さる部分が長いものを「長ほぞ」と呼びます。この長ほぞを使用した「長ほぞ差し込み栓打ち」という木組み方法で接合すると、柱が土台や桁から外れにくくなるので、大地震の時でも柱が抜けて家が倒壊するリスクは大幅に少なくなります。

長ほぞをつかった2つの技法

  • 長ほぞ差し込み栓打ち
    長ほぞ差し込み栓打ち

    「長ほぞ差し込み栓打ち」は、柱に長いほぞ(凸部分)を切り出し、それを横架材に差し込んで、横架材からそのほぞに込栓を打って止める技法です。

  • 雇いほぞ
    雇いほぞ

    本来、ほぞは材自体を削って作り出すものですが、別の材(ヒノキなど堅い木)をはめ込んでホゾとすることがあります。それが「雇いほぞ」。雇いほぞは板車知(いたしゃち)で止めるのが特徴です。

地震から家を守る「長ほぞプレカット」

プレカットとは

木造建築では建前までの構造材は、従来大工さんが下小屋にて板図をもとに墨付けし、大工さんの手で加工されることがほとんどでした。しかし、80年代になると構造材加工を工場で機械加工する形へ変化していきます。これがプレカットです。プレカットにはコスト削減、工期短縮、人材不足解消等様々なメリットがあり、現在の木造建築の主流となってきています。

長ほぞプレカット

長ほぞプレカットではほぞの長さを上75〜105、下75mmに設定しています。通常のプレカットではほぞの長さが上下45mm〜60mmと短く設定されていることが多いのですが、現在の在来工法では柱の接合を金具で行う様になり、金具である程度の強度をとることができるので、工場加工のスピード化に有効な短いほぞが一般的となっています。しかし、プレカットによりコスト削減、工期短縮で長ほぞをつくることが可能になりました。